2024年9月11日水曜日

MPC3 (β版)概要

MPC 3ベータ版がリリース!






おはようございます!

VIBESRECORDS代表のDJ Yasuです。
MPCソフトウェアが二度目の大きな更新を行いました。

振り返ると、初回の大きな更新はMPC Renaissance の時に行われたMPC 2への進化です。

しかしながら、スタンドアロン機でもPC接続をしなければならないシーンが多かったのは課題であった所で、今回の更新でその辺がどうアップデートされるのか、楽しみなところでありました。実際にテストしてみたので、解説を交えてアップしていきます。




画像参照:公式サイト https://www.akaipro.com/mpc3




まったく新しいインターフェース


新しい 「メインモード 」を導入し、視覚的なフィードバック、魅力的な色彩、プロジェクトの各パラメータのシームレスなナビゲーションを融合、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させました。



リニア・アレンジャー



新しいリニア・アレンジャーは、魅力的なグラフィック、直感的なレイアウト、新しいフルカラーのトラックとパッド・ミキサーを備え、DAWスタイルのワークフローで最初から最後まで楽曲を構築し、シーケンスする方法に進化します。




無限の可能性



マスター・トラックとサブミックスでの高度なオートメーションは、マルチ・パラメーター・マクロ・コントロールを含め、プロジェクトのサウンド・ランドスケープに無限の可能性をもたらします。









画像参照:公式サイト https://www.akaipro.com/mpc3





Enhanced Main Mode
拡張されたメイン・モード


Linear Arranger
リニア・アレンジャー


Track and Pad Mixer
トラック&パッド・ミキサー


XL Channel Strip
XLチャンネル・ストリップ


Q-Link Macro Controls
Q-Linkマクロ・コントロール


Enhanced Drum Grid
強化されたドラム・グリッド





特徴



New “Main Mode” Interface 
新しい 「メイン・モード 」インターフェース 


Full Color Track and Pad Mixer 
フルカラートラック・パッドミキサー 


New XL Channel Strip 
新しいXLチャンネル・ストリップ 


One to One Track Workflow 
ワン・トゥ・ワン・トラック・ワークフロー 


Disk Streaming 
ディスク・ストリーミング 


Advanced Automation 
高度なオートメーション 


Q-Link & X/Y Pad Macro Controls 
Q-Link & X/Y パッドマクロコントロール 



MPC STEMS Standalone Compatible* 
(*STEMS sold separately)
MPC STEMSスタンドアロン対応* (*STEMSは別売です)



Direct to Pad Sampling
ダイレクト・トゥ・パッド・サンプリング


Full Color Drum Grid 
フルカラードラムグリッド 


8 Sample Layers 
8サンプルレイヤー 


Full Instruments and Effects Plug-in Compatibility 
インストゥルメントとエフェクトのプラグイン互換性 



Legacy Project Importing
レガシー(MPC2)プロジェクトのインポート



And much more!
その他多数


MPC 3 is compatible with: Live - Live II - One - One+ - X - X SE - Key 37 - Key 61

MPC 3は以下と互換性があります: Live - Live II - One - One+ - X - X SE - Key 37 - Key 61




第一印象



・プログラムの概念がなくなったように見えましたが、その代わりに新たに One to one trackという名のシステムにより、トラックの性質をその場でスピーディーに決められるようになっています。Submixの項目もこの中に含まれ、音像の作り込みがPCを繋がずとも簡単にできるようになっています。

・オートメーションの精度が上がっています。失敗したものはリスト内での編集が即座に出来るようになっています。とはいえ、視覚的に細かく見にくいのが現状で、もう少しここは改善できる余地があると思いました。アレンジビュー上でトラックミュートができると良いですね。

・トラックの順番が入れ替えられるようになっていて、ミックスの効率が格段に上がっている。→  今まではこれが出来なくて大変だったので大変助かる更新だと思います。


・Send と Return エフェクトが格段にかけやすくなっている。




まとめ





全体の構成を作り込みやすくなっていて、ビートメイクの「効率」が格段に上がってる感じを受けました。

今までDawで引き継がないと弱かったMPC内でのミックスの作り込みがスタンドアロンでできるようになった大きな一歩であり、しかも無料アップグレードできるということで、対象機器をお持ちの全てのMPCユーザーに向けた価値ある更新だと思います。

今後、個人的なリクエストとして、様々な環境に向けた適正音量・音圧でのデモ仕上げができるメータリングエフェクトの強化、 MPC KEY61などでも使い勝手の良いようなギター音源プラグインの制作、リリースを行ってもらいたいと思ってます。



 





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